千葉市で大雨・浸水被害にあったときの片付けと災害ごみ

災害ごみ仮置場・回収相談・罹災証明・写真を片付け前に確認

2026年8月13日からの記録的な大雨により、千葉市内でも道路冠水や住宅の浸水被害が広範囲で発生しました。浸水した家財の運び出しや片付けを始める前に、千葉市が案内している「災害ごみ仮置場」「自力搬入が難しい場合の回収相談」「罹災証明書・被災証明書」「片付け・修理前の写真撮影」「清掃・乾燥・衛生対策」の手順を確認しておくことが大切です。

千葉市で大雨や浸水後に濡れた家財や畳の片付けを行うイメージ
※水害後に濡れた家財や畳の片付け・段取りを確認するイメージ

災害ごみを片付ける前に確認すべきこと

浸水被害の直後は、生活を早く立て直そうとすぐに家財を運び出してしまいがちですが、手順を誤ると公的な支援や証明の手続きに支障が出ることがあります。まずは以下の優先順位で落ち着いて対応を進めてください。

片付けの優先順位

  1. 周囲の安全確認:感電防止のため濡れた電気設備や家電には触れず、足元の安全を確保してください。
  2. 片付け・修理前の写真記録:千葉市公式案内では、片付けや修理を行う前に被害状況がわかる写真を撮影して保存しておくよう案内されています。
  3. 仮置場・回収制度の確認:千葉市では今回専用の特設仮置場が開設されており、自力搬入が難しい世帯向けの回収相談窓口も用意されています。
  4. 罹災証明書・被災証明書の手続き:住家や動産(家財・車両など)の被害状況に応じて、申請窓口や必要書類を確認します。

千葉市の災害ごみ仮置場

千葉市では、令和8年8月13日の大雨により発生した災害ごみを受け入れるため、今回専用の特設仮置場を開設しています。家庭で使用していて今回の災害で使用できなくなったものが対象となります。

災害ごみ仮置場の開設概要

  • 開設場所:新港清掃工場 旧溶融スラグストックヤード用地(千葉市美浜区新港225-24)
  • 開設期間:令和8年8月15日(土曜日)から当面の間
  • 受入時間:午前9時00分〜午後4時30分(※土曜日・日曜日・祝日も持ち込み可能)
  • 処理費用:今回の災害ごみについて処理手数料の負担はありません(指定ごみ袋に入れる必要はありません)。
  • 持参するもの:運転免許証などの本人確認書類、「災害ごみ搬入許可申請書」(市HPからダウンロードまたは現地で記入)
  • 搬入時の注意:誘導員の指示に従い、決められた場所にご自身でごみを降ろしてください。

通常清掃施設への持ち込みに関する注意

今回の災害ごみについては、環境事業所、北谷津清掃工場、北清掃工場、新浜リサイクルセンター等の通常処理施設への持ち込みはできません。必ず美浜区新港の特設仮置場へ持ち込んでください。また、事業所から出たごみは持ち込めません。

自分で災害ごみを運ぶのが難しい場合

車両がない、高齢であるなど、災害ごみを自ら仮置場へ持ち込むことが困難な被災世帯については、千葉市において回収相談窓口が開設されます。

回収相談窓口の案内

  • 受付開始日:令和8年8月18日(火曜日)午前9時00分から
  • 連絡先(協同組合):千葉市廃棄物リサイクル事業協同組合(電話:043-204-5805 / 月〜金 9:00〜12:00, 13:00〜17:00)
  • 連絡先(市役所):千葉市役所 廃棄物対策課(電話:043-245-5236 / 月〜金 9:00〜17:00 ※上記がつながりにくい場合)
  • ごみの出し方:災害ごみを種類ごとに分別し、自宅敷地内に保管してください。敷地内保管が難しい場合は、自宅前など通行の妨げとならない場所に分別して仮置きします(指定袋は不要です)。
  • 回収時の要件:回収の際は、申請者ご本人またはご家族による立会いが必要となります。

自分で仮置場へ持ち込める場合の確認手順

仮置場へスムーズに搬入するために、あらかじめ以下の点を確認して準備を進めてください。

持ち込み前の確認ポイント

  • 品目ごとの分別:木製家具、金属類、家電製品、布団・畳、可燃物などに可能な限り分別して積載します。
  • 冷蔵庫内の食品:冷蔵庫を持ち込む場合、庫内の腐敗した食品等は通常の可燃ごみとしてごみステーションへ出してください。
  • 受入対象外の品目:通常の家庭ごみと同様に処理できない危険物(薬品、廃油、ボンベ等)や事業系ごみは持ち込めません。
  • 安全な服装:作業時は長靴や厚手の手袋を着用し、ガラス片や釘などによる怪我に十分ご注意ください。

片付けや修理の前に被害写真を残す

千葉市公式案内では、罹災証明書の申請や各種手続きを円滑に進めるため、「片付けや修理の前に被害状況を写真に撮って保存していただきますようお願いします」と案内されています。片付けが進んでしまうと後からの被害認定が難しくなるため、作業前に撮影しておくことが大切です。

被害状況や壁の浸水痕をスマートフォンで撮影・記録するイメージ
※被害状況や壁の浸水痕をスマートフォンで撮影・記録するイメージ

撮影しておくべき写真のポイント

  • 建物の全景写真:建物の外観を四方から撮影し、建物全体の状況がわかるようにします。
  • 部屋ごとの被害箇所:浸水した部屋、床、壁、家具などの被害状況を個別に撮影します。
  • 浸水した深さがわかる写真:壁の浸水痕に定規やメジャーをあてて撮影すると、浸水の深さが客観的に確認しやすくなります。

千葉市の罹災証明書・被災証明書

公的支援の手続きや各種減免などで必要となる証明書について、千葉市では居住用の「住家」とそれ以外の動産等で証明書の種別が分かれています。

罹災証明書(住家)

対象:現実に生活の本拠として日常的に居住している住家。

住家の被害の程度(全壊、半壊、準半壊に至らない一部損壊など)を市が証明するものです。

被災証明書(非住家・動産)

対象:事務所、店舗、倉庫、空き家、門塀、カーポート、自動車、家財など。

被災した事実を市が証明するものであり、被害の程度を判定・証明するものではありません。

申請窓口・受付方法

  • 窓口申請:被災した建物等が所在する区の地域づくり支援課(中央区、花見川区、稲毛区、若葉区、緑区、美浜区の各区役所内)にて受付しています。
  • 電子申請:マイナポータル「ぴったりサービス」を利用したオンライン申請が可能です(世帯主本人または所有者本人申請)。
  • 必要書類:申請書、本人確認書類、被害状況がわかるカラー写真(※迅速な発行のため写真の提出が推奨されています)。
  • 発行について:証明書の発行には現地調査等の確認を要するため一定の時間がかかります。あらかじめご留意ください。

軽微な住家被害では写真による自己判定方式もあります

自己判定方式は、住家の被害程度が明らかに軽微であり、申請者が「準半壊に至らない(一部損壊)」という被害の程度に同意できる場合に利用できる制度です。現地調査を行わず、申請者が提出した被害写真をもとに判定が行われるため、通常よりも迅速に証明書の交付を受けられます。

自己判定方式の特徴

  • 対象となる被害の目安:床下浸水や、瓦の軽微なズレ、外壁の一部損傷など、家屋全体の被害が10%未満の比較的軽微な場合。
  • メリット:市の職員による現地調査を待つ必要がないため、通常よりも短期間で罹災証明書をお受け取りいただけます。
  • 注意点:申請時に被害状況が確認できるカラー写真の提出が必須となります。自己判定方式の対象になるか判断に迷う場合は、千葉市の窓口へご相談ください。

浸水後は泥や汚れを取り除き、しっかり乾燥

千葉市では、浸水後は泥や汚れを十分に取り除き、床下などは水で洗い流したうえで、しっかり乾燥させるよう案内しています。

衛生対策と清掃の手順

  • 床上浸水の清掃:濡れた畳や水分を含んだ不要物を片付け、家具、床、壁などの泥や汚れを除去して必要に応じて消毒を行います。
  • 床下浸水の清掃と乾燥:床下に溜まった土砂や汚泥を取り除き、水道水などで洗い流したうえで、風通しを良くして十分に乾燥させます。
  • 屋外消毒の原則不要:床下や庭などの屋外については、日光や風化により乾燥するため、原則として消毒を行う必要はありません。
  • 千葉市による床上浸水消毒支援:千葉市では、「令和8年8月千葉豪雨」で床上浸水被害を受けた千葉市内の住居について、希望する方を対象に消毒を実施しています(床下浸水や庭は原則対象外です。お申し込みは千葉市 生活衛生課 電話:043-245-5214 へお問い合わせください)。

千葉市で水害後の片付けを進める確認順

被災直後から生活再建に向けて片付けを進める際の標準的な手順です。

  1. 1

    周囲の安全確認

    足元の安全、漏電の危険性、ガラス片や突起物の有無を確認し、作業時は厚手の手袋や長靴を着用します。

  2. 2

    片付け・修理前に写真を撮影

    建物の全体写真、部屋ごとの浸水状況、壁の浸水深さをカラー写真で撮影・保存します。

  3. 3

    罹災証明・被災証明の確認

    住家か非住家・動産かを確認し、各区役所の地域づくり支援課窓口またはオンライン申請の準備を行います。

  4. 4

    濡れた家財を仕分け

    濡れて重くなった畳、泥を被った家具、日用品を残すものと処分するものに仕分けます。

  5. 5

    特設仮置場または回収相談を確認

    新港の仮置場への自己搬入、または自力搬入が困難な場合は市のリサイクル協同組合への回収相談を検討します。

  6. 6

    清掃と乾燥

    泥や汚れを水で洗い流し、床下や室内を十分に換気・乾燥させて衛生状態を保ちます。

  7. 7

    自分たちだけでは難しい家財整理を相談

    物量が多すぎて運び出せない、分別が進まない場合は、片付けの相談先を検討します。

大量の家財整理を自分たちだけで進めるのが難しい場合

千葉市の災害ごみ制度を確認したうえで、家財の仕分けや搬出そのものをご家族だけで進めることが難しい場合は、アールファイブに片付け方法をご相談いただけます。

水害後の家財整理や片付けの手順を確認するイメージ
※濡れた家財の仕分けや片付けの順序を整理するイメージ

このような状況でご相談いただいています

  • 浸水した部屋全体の大量の家財をまとめて整理したい
  • 濡れて重くなった大型家具やタンスの搬出・仕分けができない
  • 実家や空き家が被災し、遠方に住んでいるため自分たちで片付けられない
  • 物置や倉庫の中に長年保管していた荷物が水に浸かってしまった
  • 退去期限や引越しが迫っており、至急部屋を空けなければならない

※家庭ごみの収集・運搬が必要な場合は、千葉市公式の一般廃棄物処理業許可業者一覧をご確認ください。

関連する片付けのご相談

水害対応をきっかけとした家財整理や引越し、遺品整理など、状況に応じた詳しい案内をご覧いただけます。

よくある質問(FAQ)

千葉市では今回の大雨で災害ごみ仮置場が開設されていますか?

はい。千葉市では令和8年8月13日の大雨被害に伴い、美浜区新港(新港清掃工場 旧溶融スラグストックヤード用地)に特設仮置場を開設し、災害ごみの持ち込みを受け入れています。

仮置場はどこにありますか?受付時間は?

場所は「千葉市美浜区新港225-24」です。受付時間は午前9時00分〜午後4時30分で、土曜日・日曜日・祝日を含めて持ち込みが可能です。

仮置場へ自分で持ち込めない場合はどうすればよいですか?

自力搬入が困難な被災世帯向けに、令和8年8月18日午前9時より回収相談窓口が開設されます。千葉市廃棄物リサイクル事業協同組合(043-204-5805)または廃棄物対策課(043-245-5236)へご相談ください。

仮置場への持ち込みに費用はかかりますか?

今回対象となる家庭からの災害ごみについて、処理手数料の負担はありません。指定ごみ袋に入れる必要もありません。

片付けを始める前に写真を撮っておいた方がよいですか?

はい。千葉市の公式案内では、罹災証明書の交付申請や被害判定を円滑に進めるため、片付けや修理を行う前に被害状況を写真に撮って保存しておくよう案内されています。

罹災証明書と被災証明書の違いは何ですか?

罹災証明書は居住している「住家」の被害程度(全壊・半壊など)を市が証明するものです。一方、被災証明書は店舗、倉庫、空き家、門塀、車両、家財など住家以外の動産や非住家が被災した事実を証明するものです。

床下浸水でも罹災証明書を申請できますか?

はい、申請できます。床下浸水などの軽微な住家被害については、現地調査を省略して写真のみで判定する「自己判定方式(準半壊に至らない一部損壊)」を選択することも可能です。

写真だけで被害判定される制度(自己判定方式)とは何ですか?

住家の被害が軽微で、申請者が「準半壊に至らない(一部損壊)」という判定に同意できる場合、提出された写真をもとに判定を行う方式です。現地調査を待つことなく迅速に証明書の交付を受けられます。

浸水した床下や庭の消毒は必ず行う必要がありますか?

千葉市公式の衛生案内では、屋外や庭の消毒は原則不要とされています。まずは泥や汚れを洗い流し、十分に乾燥させることが大切です。なお、床上浸水した住居については市による消毒実施案内があります。

大量の家具や家財を自分たちだけで整理できない場合は?

自力での仕分けや整理が難しい場合は、アールファイブへご相談ください。室内の仕分けから大量家財の整理手順まで、状況に応じた片付け方法をご提案いたします。

千葉市公式・公的情報リンク一覧

大雨被害に関する申請窓口や最新の公式案内は、以下の千葉市公式ウェブサイトをご確認ください。

大量の家財・片付けについて相談する

千葉市の災害ごみ制度を確認しても、ご自身やご家族だけでは家財の仕分け・整理を進めることが難しい場合は、片付け方法についてご相談いただけます。

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