太陽熱利用システム(熱利用設備)
太陽熱利用システムは、太陽の熱を利用して温水や温風を作り、給湯・冷暖房等に利用する設備です。集熱器や蓄熱槽、配管等で構成されます。住宅用の太陽熱温水器は、その太陽熱利用システムの一形態です。接続状態や方式によって、配管・貯湯槽・補助熱源等の確認が必要になる場合があります。
太陽熱温水器(ソーラー温水器)について、太陽光発電との違い、自治体ごとの収集・受入ルールの違い、屋根上設備の安全な確認方法、設置状況別の注意点、所有権や空き家整理に伴う周辺家財の片付け相談をご案内します。
FIRST ANSWER
太陽熱温水器は、太陽の熱を利用して温水を作る設備で、太陽光発電設備とは異なります。自治体によって取扱いが異なり、市で収集・処理しない品目として案内されている地域もあります。屋根上に設置された機器は自己判断で屋根へ上ったり、配管や固定部を外したりせず、設置状態・機種・所有権を確認したうえで、自治体、メーカー、施工会社、管理者、適切な専門事業者への確認先を整理してください。R5では、設備そのものの確認先と、空き家・実家・周辺家財の片付け相談を分けてご案内します。
DIFFERENCE CHECK
太陽エネルギーを利用する住宅設備には、大きく分けて「熱を利用する設備」と「電気を作る設備」があり、構造や取扱いが異なります。
太陽熱利用システムは、太陽の熱を利用して温水や温風を作り、給湯・冷暖房等に利用する設備です。集熱器や蓄熱槽、配管等で構成されます。住宅用の太陽熱温水器は、その太陽熱利用システムの一形態です。接続状態や方式によって、配管・貯湯槽・補助熱源等の確認が必要になる場合があります。
太陽の「光エネルギー」を半導体(太陽電池セル)によって直接「電気」へ変換する設備です。ソーラーパネル(太陽電池モジュール)、パワーコンディショナー、接続箱、屋内配線等で構成されます。
※資源エネルギー庁の公的基準においても、熱として直接給湯等に利用する「太陽熱利用システム」と、電気を生み出す「太陽光発電」は明確に区分されています。本ページでは「太陽熱温水器(熱利用設備)」の確認事項を取り扱います。
住宅用の太陽熱利用システムには、自然循環型の太陽熱温水器と、強制循環型のソーラーシステムがあります。
自然循環型の太陽熱温水器は、集熱器と蓄熱槽が一体となった構成を基本とし、自然対流を利用して水を温めます。集熱器の形式や本体形状は製品によって異なります。
給湯用途の液体集熱式ソーラーシステムの一例では、集熱器と蓄熱槽を分け、集熱器で温めた熱媒をポンプ等で循環させて蓄熱槽の水を温めます。
太陽熱温水器の処分や片付けを検討する際、現場の設置状態に応じた安全な確認が大切です。
太陽熱温水器を市で収集・受入れできない品目として明示している自治体があります。取扱いと相談先は自治体ごとに異なるため、住所地の最新公式案内を確認してください。
千葉県内の自治体公式公表資料から、収集・処理を行わない品目として明示している実例をご紹介します。
船橋市の公式規定では、太陽熱温水器は「市で収集しない品目(処理困難物)」に分類されています。製品の販売店やメーカーに相談するか、市が案内する一般廃棄物処分業許可業者(株式会社ヤマウチ)へ依頼するよう案内されています。
野田市では、建設廃材・建築設備の例として太陽熱温水器を明示し、市では取り扱わないと案内しています。取り壊し前に工事業者へ相談のうえ処理するよう案内されています。
我孫子市のごみ分別早見表(50音検索・た行)では、太陽熱温水器は市で収集・受入れできないごみ(市不可)として明記されています。購入した販売店、取扱業者、メーカー等へ相談するよう案内されています。
※上記は各自治体の公式公表例です。自治体規定は改定される場合があるため、最新の取扱いは住所地の清掃・環境窓口へ直接ご確認ください。
屋根の上に設置されている太陽熱温水器を、ご自身で屋根へ上って取り外そうとすることは重大な事故や建物の損壊を招く危険があります。
※読者の方へのお願い(禁止行為):
屋根へ上る、脚立から屋根へ移る、集熱器を持ち上げる、架台ボルトやワイヤーを切断する、配管を切る、排水バルブを無理に操作する、屋根材を剥がす、型番確認のために屋根に上る行為は絶対に行わないでください。
太陽熱温水器の撤去を検討する際は、設備本体だけでなく建物全体の工事範囲を確認する必要があります。
配管・補助熱源の切り離し工事:
給水配管やボイラー・給湯器接続の適切な止水・切り離しは、配管状況や建物構造に応じた専門的な施工確認が必要です。
架台固定・屋根材の点検補修:
温水器を撤去した後の屋根面は、長年の設置による汚れや瓦のズレ、支持金具の固定穴、防水層の点検・補修が必要になる場合があります。屋根工事や防水補修は、住宅メーカー、工務店、適切な屋根専門工事業者へ確認してください。R5が直接屋根工事や配管工事を行うことはありません。
撤去や処分を進める前に、建物の所有関係や契約条件を確認することが大切です。
ご実家の売却前や空き家の整理では、建物の所有権者や相続関係者を確認し、必要な権利者の同意を得てから進める必要があります。将来的な解体工事が予定されている場合は、解体工事業者の施工範囲に含まれるかも事前に確認します。
賃貸住宅や公営住宅、借家等の場合は、備え付け設備か入居者による自己設置物か、退去時の原状回復条件や管理規約の定めを大家様・管理事務所へ事前に確認してください。過去のリース契約や保守契約が残っていないかも確認が必要です。
写真を撮影する際は、危険な作業を行わず、安全が確保された場所からのみ撮影してください。
※屋根へ上っての撮影や、高所・身を乗り出しての撮影は大変危険ですので絶対に行わないでください。
R5 SERVICE BOUNDARY
家庭から出る物:対象地域で必要な一般廃棄物収集運搬業許可等を有する提携事業者と連携して対応します。
事業活動から出る物:事業活動から出るごみは区分を確認し、区分に応じた処理方法・委託先を確認します。
R5では、安全な写真や状況受付による設備タイプの確認支援、設置中か取り外し済みかの状態確認、自治体やメーカーの適切な処分ルート確認の支援、メーカー・施工会社・管理者・適切な専門事業者へ確認すべき範囲の整理、および空き家・実家・解体前のお部屋全体・敷地内の家財一括片付け相談を承ります。R5自身による屋根上高所撤去工事、屋根板金・補修工事、配管切り離し工事の直接施工保証は行いません。
ご相談いただけます。ただし屋根上設備は高所作業や配管・屋根の確認が必要になるため、R5が直接撤去する前提ではありません。地上など安全な場所から分かる範囲をお知らせいただき、メーカー・施工会社・管理者・適切な専門事業者へ確認する範囲と、R5へ相談する周辺家財の片付け範囲を分けて整理します。
取り外し済みの機器についてもご相談いただけます。機器の材質、サイズ、重量、家庭から出たものか事業活動に伴うものか、自治体の受入れ基準や取扱いルートを確認したうえで対応をご案内します。なお、家庭から出る不用品に関しては、対象地域で必要な一般廃棄物収集運搬業許可等を有する提携事業者と連携して対応します。
実家じまい・空き家整理と合わせてご相談いただけます。室内・物置・庭などの家財整理と、太陽熱温水器について確認すべき撤去・処分先を分けて整理します。
OFFICIAL INFORMATION
公的機関や自治体の取扱い基準は地域や施設ごとに異なります。次の公式情報もご確認ください。